【重要】サンダー事故の原因と対策を解説 → 記事を見る

Q. 仮囲いが適当だと何が起きる?事故につながる落とし穴 #2

前回#1では正しく設置する必要性や固定方法、
また動線計画が如何に大事であるか。お伝えしました。

👉 仮囲いで事故を防ぐ基本は前回で解説しています(前回記事はこちら)


Q. 仮囲い設置で他に注意するべきポイントは?

A.
仮囲いは長期間設置されるため、建物運用との干渉対策が重要になります。

例えば、大型施設では定期的に床ワックス施工が行われます。
仮囲いの下にワックスが流れ込むと、仕上げや美観に影響するため、目張りなどの対策が必要です。

また、以下の対策も必須です:

  • 粉塵対策(隙間の目張り)
  • 溶接煙対策(排煙ダクト計画)
  • 汚れ持ち出し防止(靴裏対策)

これらを怠ると、クレームや環境トラブルに直結します。


Q.仮囲いの防音対策はありますか?

A.
仮囲いは安全確保のため、乗場周りを建物使用動線と工事エリアに分ける役割がありますが、
同時に騒音対策も重要な検討項目です。

まず、工事が夜間のみか、昼間も発生するかを整理します。
昼間作業がある場合は、建物の用途(オフィス・ホテルなど)によっては、わずかな騒音でも支障となる可能性があります。

そのため、以下のような対策を検討します:

  • 仮囲い内部に防音材を充填する
  • 石膏ボードを厚物(12.5mm)にする、または二重張りとする
  • 隙間ができないよう、精度の高い施工を行う
  • LGS下地に対して両面ボード張りとする
  • 扉には鉛シートを仕込んだ防音仕様を採用する

これらを適切に施工すれば、通常の作業音は大幅に低減可能です。

ただし注意点として、
躯体を伝わる振動音(斫り作業の打撃音、振動ドリルによる穿孔音、躯体への衝撃音など)は、
仮囲いの性能に関係なく伝播します。

これらの音は非常に不快感が強く、クレームにつながりやすいため、
昼間作業と夜間作業を明確に分けるなど、工程計画での配慮が不可欠です。

👉 仮囲いの基本構造や設置方法については、こちらの記事で解説しています


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この記事を書いた人

ZEVION代表|エレベーター付帯建築工事専門

現場一筋33年。
仮設・養生・解体・揚重・仕上げまで、エレベーター付帯建築工事を専門に従事。

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