【重要】サンダー事故の原因と対策を解説 → 記事を見る

Q. Pタイルが剥がれる原因とは?接着不良のポイント

A.
Pタイルの剥がれは、温度管理不足による接着不良が主な原因です。

基本条件として👇

気温5℃以下での施工は禁止
オープンタイムはメーカー指定を厳守

この前提を守る必要があります。

特にRC造の建物では、冬場は躯体コンクリート自体が冷えており、表面だけでなく躯体温度も接着性能に影響します。

そのまま施工すると👇

👉 接着剤が機能せず、剥離の原因になる

■ 対策

  • 室内全体を暖房で昇温
  • 必要に応じて小型バーナーで局所加熱
  • 放射温度計で躯体温度を確認

👉 “室温ではなく躯体温度”で判断することが重要
👉 オープンタイムを長めにとる。低温では接着剤の乾燥が遅れるため。


Q. Pタイルが二重張りだった場合の施工方法は?

A.
Pタイルが二重張りになっている場合(建物が古くすでに一度改修している建物も珍しくありません)、既存床の接着が劣化している可能性が高く、全面撤去を前提に検討する必要があります。

改修から長期間経過しているケースでは、1枚目のみを剥がそうとしても、下地ごと剥離するリスクが高いため、2層とも撤去する判断が安全です。

また、既存床は目地(割り付け)がずれて施工されていることが多く、仕上げ時の目地計画に影響します。
そのため、仕上げ目地から30〜50mm逃げた位置で慎重に剥がし調整することが重要です。

さらに、古い床材の接着剤にはアスベスト含有の可能性もあるため、事前に検体採取を行い調査する必要があります。

撤去後は2層分(約4mm)の段差が発生するため、モルタルでレベル調整(骨材2mm)を行い、仕上げ精度を確保します。


Q. エレベーター乗場前の床改修で気をつけることは?

A.
乗場前の床改修では、仮囲いとの干渉と工程管理が最大のポイントです。

エレベーター改修ではほぼ必ず仮囲いが設置され、床には傷防止のためベニヤ(ZEVION基準:12mm)を敷設します。

この状態で施工する場合👇

ベニヤが施工の邪魔にならないよう事前カット
必要部分のみ撤去できるよう計画

また、埋戻し作業がある場合は👇

👉 砂やコンクリートが隙間に入り込まないよう目張り処理を行う

■ 別パターン

仮囲い撤去後に施工できる場合👇

カラーコーン等で動線規制
第三者に配慮しながら施工

👉 工程によって最適解が変わるため、事前計画が重要となります。


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この記事を書いた人

ZEVION代表|エレベーター付帯建築工事専門

現場一筋33年。
仮設・養生・解体・揚重・仕上げまで、エレベーター付帯建築工事を専門に従事。

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