A.
養生不足は、仕上げ材の損傷やクレームに直結する重大な要因です。
養生は「誰でもできる作業」として軽視されがちですが、実際には仮設計画の一部として設計すべき重要な工程です。
現場の規模・工期・作業内容に応じて、以下を適切に選定します
- 養生材の種類(プラベニヤ・養生ボードなど)
- テープの種類と粘着力
- 貼り方・固定方法
例えば、フルモダニなど重量物の搬入出がある現場では、2mm以上のプラスチック養生材(発泡ポリプロピレン系)
やベニヤを使用します。
また、
- 都度養生(作業時のみ敷設)
- 敷きっぱなし養生(長期)
のどちらかを現場条件に応じて判断し、敷きっぱなしの場合は滑り防止のためエンボス面を上にするなどの配慮が必要です。
Q. 養生が甘いとどこが壊れる?見落とされがちなリスクとは?
A.
養生が不十分な場合、床材・仕上げ材・建具などが損傷するリスクが高まります。
特に注意すべきは重量物搬入時です。
- 台車のタイヤを無理に曲げる
- 方向転換を強引に行う
こうした動作によって、養生材が歪んだり剥がれたりする原因になります。
また、工期が長い現場ではテープの劣化・剥離も発生するため、
- 予備テープの常備
- 剥がれ箇所の即時補修
を徹底する必要があります。
👉 “一度貼ったら終わり”ではなく、維持管理が重要です。
Q. 「とりあえず養生」が危険な理由|正しい考え方とは?
A.
「とりあえず床だけ養生する」という考え方は危険です。
養生は床だけでなく壁・柱・接触可能なすべての面が対象です。
現場では無意識に以下が発生します:
- 作業者が壁に触れる
- 汚れた作業服が擦れる
- 台車が壁に接触する
特に艶消し塗装の壁は汚れが落ちにくく、補修塗装が必要になるケースも多いため、事前対策が重要です。
■ 楊重時の養生(見落とされがちなポイント)
養生は人の動きだけでなく、重量物の動線も想定する必要があります。
例えば
吊り上げた部材が接触する可能性のある箇所
例えばPH階から機械室までの階段吊り上げ時の段鼻部分(1~5段目まで)
このような箇所は、吊り上げた重量物が振れやすいので
階段をベニヤで巻き込むなど強固な養生が有効です。
👉 結論として、養生は単なる保護ではなく
「現場の動きを先読みする技術」です。
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